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家づくりコラム

2020.10.17

”ベタ基礎・布基礎”の特徴とは。メリット・デメリットや違いを解説

住宅を支え、家族の暮らしを支える
住宅の「基礎」は、住宅建築の第一歩。

コンクリートを流し込み形成する土台は、
住宅の重量はもちろん、強風や地震による
揺れなど、外部からの力を地盤に伝える
重要な役割を果たします。

壁の配置、または住宅の形状に
合わせて施工する「基礎」には、
”布基礎””ベタ基礎”という2つの
種類が存在します。

それぞれ特徴は違いますが、実際に
布基礎・ベタ基礎メリットやデメリットは
どのようなものになるのでしょうか。

また、両者を比較した時に、住宅に
最も適しているのはどちらになる
のでしょうか。

これから新築住宅を建てる人が
参考にしたい、”布基礎”と”ベタ基礎”
について、その詳細を解説していきます。



【「布基礎」の特徴とメリット・デメリット】

住宅の壁や間取りの形状に沿って
形成し、住宅を支える”布基礎”。


布基礎では、鉄筋コンクリート断面が
逆のT字を形成する形をしており、
横のラインは地面に埋め込み、
縦のラインが地面から立ち上がっています。

防水シートを敷き詰めた上で
施工される床面コンクリートの厚みは
約50mm程度。

◎ 布基礎のメリット

木造住宅では昔から採用されてきた
布基礎は、使用するコンクリート量の
少なさからコスト面で負担が少ないというのが
大きなメリットです。


また、地面から立ち上がるコンクリート
部分はベタ基礎よりも長く、住宅の
重量などを支えやすい傾向があります。


◎ 布基礎のデメリット

一方、布基礎はその形状の特徴から
負担が基礎の各所に集中しやすく、
ベタ基礎に比べて耐震性に劣るという
側面があります。


また、コンクリート量の少なさから
湿気を溜め込みやすい点もあり、
シロアリが発生しやすいというデメリットが
あります。




【「ベタ基礎」の特徴とメリット・デメリット】

基礎の立ち上がりと、床一面に設えた
コンクリートが一体化しており、
住宅を面で支えるという特徴がある
「ベタ基礎」。


「ベタ基礎」では、住宅の重量などを
分散することに優れており、地面に
形成する鉄筋コンクリートの厚みも
150mm程度と、布基礎に比べて
分厚いという特徴があります。

◎ベタ基礎のメリット

ベタ基礎は、阪神大震災以降で
広まったとされる基礎工法。

住宅の重量や揺れなどの力を面で支え
分散し、地盤に伝えることができるため、
地震に強いというメリットがあります。


また、布基礎よりも分厚いコンクリート
で基礎を覆うベタ基礎は、
地面から上がってくる湿気を防ぎ、
シロアリ被害が発生しにくい基礎
になります。


◎ベタ基礎のデメリット

耐震性や湿気を防ぐなど、
多くのメリットがあるベタ基礎ですが、
コンクリート量を多く使用するということ
から、コストが掛かるというデメリット
があります。




【”地耐力”で決まる基礎】

構造が違う布基礎・ベタ基礎は、
基本的には法律上、地盤がどれだけの
負荷に絶えられるかを示す
地耐力によって決定し、地盤調査
の結果で判断されます。


コスト面では負担の少ない布基礎。

しかし、住宅を支える安定性や
湿度の遮断、シロアリ発生のリスク
などではベタ基礎が優れていると
言えます。


また、冬の季節に地面が凍ってしまう
ような寒冷地では、地面が温度によって
膨張し圧力を強め、その結果
住宅が持ち上げられ破損する恐れが
あります。

そのような場合、凍結深度を超える
深さまで地面を掘る必要があります。

面で支えるベタ基礎を選んだ場合、
非常にコストが掛かってしまうため、
布基礎を選択するのが適切と言える
でしょう。

地盤が弱いとされている住宅地などでは
あらゆるメリットを発揮するベタ基礎
が適していると考えられます。


(関連記事):”省エネ性”と”耐震性”、
そして”高耐久性”。将来を考えた
「新築住宅」の条件とは?





【基礎の種類を理解しておこう】

新築住宅の建築で、間取りや
住宅デザイン以外にも知っておくべき
基礎の種類。

布基礎は、昔から採用されてきた
住宅の基礎であり、ベタ基礎は
震災以降で採用するケースが増えている
耐震性に優れた基礎です。


一般的に住宅地は地盤が弱いと
いう特徴があり、コストは掛かるものの
将来の生活における安心や安全
などを考慮すれば選択する
価値がある基礎
と言えそうです。

より頑丈で生活を守ることができる
家造りのためにも、
住宅を支える基礎の種類を
理解しておきましょう。