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ドモシカ社長ブログ

2019.11.28

パッシブハウスは世界最高峰の性能。認定を受けたものだけが、パッシブハウスなのですが・・・・・!! 

ドモシカ樋笠です

いつもご覧いただきありがとうございます。

今日は、ちょっと最近思うことについて
書いて見たいと思います。

最近よく、 パッシブハウスという単語が
使われるようになりました。
高性能住宅に携わるものとしては、世の関心
が高まった証左でもあり、内心うれしく
思っています。


しかし、

今の広告などを拝見するたびに、
パッシブハウスという言葉が安易に使われ
過ぎていて、一般の消費者の方に間違った
メッセージが伝わっているような気がして
おり、今回筆を執った次第であります。

そもそも、パッシブハウスとは?

ウィキペディアには、こう書いてあります。

パッシブハウス(Passive house)とは、
ドイツパッシブハウス研究所が規定する性能
認定基準を満たす省エネルギー住宅である。
日本で最初のパッシブハウスは2009年8月に
神奈川県鎌倉市雪ノ下にて建築され、設計を
KEY ARCHTITECTS、施工を株式会社建築舎
が行った。』

『パッシブハウス性能基準』
 

『㎡当たりのエネルギー量 kwh/(年間)

  1. 冷暖房負荷が各15kwh/㎡以下
  2. 一次エネルギー消費量(家電も含む)120kwh/㎡以下
  3. 気密性能として50㎩の加圧時の漏気回数0.6回以下※

※漏気回数0.6回以下=隙間相当面積(C値)=0.2c㎡/㎡以下となる。』


難しくて訳が分からないですけど、
上記のように明確な基準が定められており、
この基準を満たしておりますとドイツの
『パッシブハウス研究所』に対し、『性能を
証明するためのエビデンスを添えて』、
(もちろん英語です。ドイツ語でしたっけ?)
申請をし、極限ともいえるほどの厳しい
厳しい審査の結果与えられる
『高性能住宅の極みの称号』であります。

そもそも、この暖房付加、冷房負荷、
 C値、どれもクリアするのは、半端な
 ことではありませんけど、それに加えて、

すべての建築部材に対し、性能を証明する
エビデンスが求められ、
建物が建築されるであろう敷地のグランド
レベル、更に、なんと半径50メートル以内
に建っている建物の高さや用途をしるした
投影図を作成し、日射エネルギーをシミュ
レーションするという、『こんなこと
絶対ドイツ人でないと考えない』
と唸りこんでしまうほど、厳しいもの
であります。
もちろん、こういった書類は、設計図面も
含めすべて翻訳されねばならず、かかる
費用も莫大(人によってはそうでもない
かもしれませんけど)で、そうおいそれと
できるものではありません。

従いまして、この超絶厳しい高性能基準
が、日本に入ってきてからもう十年にも
なるのに、全国で未だ20軒ちょっとしか
ない!!
(パッシブハウス認定物件と言います)

それでは、過去10年間の新築住宅着工
棟数はというと

年間90万個程度×10年間

  なんと⇒、900万戸
(貸家も入っていますので、それを除くと
 約500万戸位だそうです)

いかがでしょう!

いかに数少ない目に触れることもない希少
物件であることが、お分かりいただけたか
と存じます。
但し、もしこのスペックで家を本当に建て
たとしたら、

それはそれは超極上の快適な温度環境と
なります。

このようにとんでもない凄い性能で、
作り上げたうえ、
ドイツパッシブハウス研究所より認定
されて初めて『パッシブハウス』
なのですが、今の広告などを拝見すると
高性能=パッシブハウス

といった間違った使い方をされている
ように思い、消費者に間違ったイメージを
受け付けてしまうようで、心配でなりま
せん。

まとめますと、要するに

パッシブハウスは、前述のような極めて厳しい
性能基準をクリアーし、ドイツのパッシブハウス
研究所から 『認定』 されて、初めて名乗る
ことができる現在における高性能住宅の頂点の
一つであります。

今、日本において、やっと住宅の高性能化による
健康な家づくりが根付こうとしています。

このような時期に、消費者に間違ったイメージを
与えてしまうことは、長い目で見れば、自らの
企業価値を棄損することになるばかりではなく、
高性能住宅の普及にも影を落としかねないもの
なのですが・・・・!

ヒガサ

PS.
日本においては 

PASSIVE HAUSE JAPAN
(森みわ代表理事)
 という団体がその普及に努めており、
 現在では、ドイツ本国でなくても、日本
 においてパッシブハウスの認定申請ができる
 ようになったと聞いております。
 ご興味のある方は、一度問い合わせを
 されてみてはいかがでしょうか。