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家づくりコラム

2019.09.01

木造住宅は地震に強い?木造住宅の気になる耐震性とは

比較的大きな地震が群発している
現代の日本列島。

地震は、私達の生活の中で常に
意識しておかなければならない
自然災害です。

これから木造住宅の建築を考えて
いる人や、すでに木造住宅に
住む人なら、木造住宅の地震に
対する耐久性について疑問を
持つ人も多いでしょう。

鉄筋コンクリート造や軽量鉄骨造など、
ますます建築技術が革新を遂げている
現代ですが、木造住宅についても
建築技術が改良を重ね、進化して
いると言えます。

昔の木造住宅に比べて、現代の
木造住宅は、たったの数十年前
に比べても大きく改良されています。

しかし、その響きからも”衝撃に弱い”
というイメージが持たれやすい住宅
でもあります。

木造住宅は果たして地震に強い
住宅なのでしょうか?




私達にとって馴染み深い木造住宅。

御存知の通り、木造住宅とは木材で
できた住宅のことを指します。

木造住宅と聞けば、昔の家屋の
ような構造を想像してしまいがち
ですが、現在の木造建築には様々な
技術が盛り込まれています。

例えば、パネル工法やツーバイフォー工法、
木造軸組工法など、あらゆる技術を
採用している木造住宅は、以前の
住宅に比べて強度も高くなっています。

加えて、国が定める「建築基準法」は、
木造住宅をはじめとした建物に対して、
安全なレベルの耐震基準を定めています。

実際に住宅を地震から守る”耐震基準”は、
近年の大地震による住宅の被害を
受けて改正がなされ、より安全性を
もとめたものになっています。

1978年の宮城沖地震では多くの
住宅が被害に遭いました。

これ以降、住宅には”新耐震基準
が設けられ、耐震性を強くするため
耐震基準に”壁の増量”が追加
されました。



また、1995年の阪神淡路大震災の
被害を教訓に、2000年には
現行耐震基準」が施行されます。

この基準では、

・住宅の基礎仕様
・耐力壁の配置バランス
・住宅構造の接合部の強化


などが盛り込まれており、結果として
強固で安全な木造住宅が
建築されています。

住宅構造や工法の違いで耐震性が
左右されると思われがちですが、
現在施行されている建築基準法
における現行の耐震基準では、

「震度6から震度7程度の地震でも
倒壊・崩壊する恐れがない」


という住宅の建築を定めているため、
使用される建材や建築種別、
工法に関係なく、耐震性の高い
住宅建築が必須となっているのです。

また、近年においては、「住宅性能表示
や「長期優良住宅制度」の制定に伴って
建築基準法が定める以上の
耐震性を持つ住宅建築が可能であり、
【耐震等級1~3】で、その住宅強度が
示されています。



これまでにない強固で頑丈な木造住宅を
建築できるようになった現代。

近年の”熊本地震”では、木造住宅の
安全性についての議論が繰り広げ
られました。

この地震では、実際に震度7という
大きな揺れが立て続けに2回も
起こるという、前代未聞の地震でした。

倒壊・崩壊した住宅も多く見られた
熊本地震でしたが、この地震で住宅が
倒壊した要因としては、

・地盤の弱さによる揺れ
・耐力壁の配置バランス
・住宅の壁のバランスの悪さ
・構造以外の不備


などが挙げられます。

そして、倒壊・崩壊した住宅が最も
多かったのは、これらの要因が集中する
”旧耐震基準”で建てられている住宅でした。

一方、”新耐震基準”建てられている住宅
の被害はこれと比較しても少なく、その
耐震性について有効性が確認されました。

加えて、木造住宅の2000年基準で
建築されている住宅はさらに被害が少なく、
その大部分が無被害という結果と
なっています。



突如として中規模・大規模の地震
が襲う日本列島。

その上に住む私達にとって、危険から
身を守るためには、地震に対する備えは
非常に重要であり、常識でもあります。

これから新築住宅の建築を
計画している人であれば、木造住宅
の耐震性能について不安のある
人もいるかもしれません。

しかしながら、現在の建築基準法では、
大地震に耐えうるだけの性能を有した
住宅の建築が定められているため、
住宅の種別や工法に関係なく、
強固な住宅の建築が基本となっています。

地震に強い住宅にするには、壁の量や
壁の配置バランス、また地盤に合わせた
基礎の選択など、さまざまな要素について
検討する必要があります。

近年では、”住宅性能表示”によって
その住宅がどの程度の強固さを持つ
のかについて確認することができ、
建築基準法が定める耐震性能を
上回る木造住宅の建築が可能です。

万が一の大規模地震に備え、
耐震性が強く、地震に強い木造住宅を
選んで、家族との安全・安心な生活を
守りましょう。