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家づくりコラム

2019.08.31

地震に強い住宅を選ぶ上で注意したい「耐震等級3」と「耐震等級3相当」の違い

住宅選びでは、住宅のデザインや
間取り、性能を見比べて決断
することが大切と言えます。

特に、住宅性能については経済面の
優遇措置を受けられたりする場合も
あるため、住宅性能の高さは重要
ポイントのひとつですね。

まさに優良住宅のバロメーターとも
言うべき住宅性能ですが、いつ来るか
分からない地震に対しては、
”耐震等級”というものが目安になります。

この耐震等級ですが、大規模地震
に襲われても耐えうるだけの
性能があるのは「耐震等級3」
です。

しかし、住宅情報で見かける
耐震等級3相当”という表現
について気になった人も多い
のではないでしょうか。

住宅性能で注意したい
「耐震等級3」と「耐震等級3相当」
の違い
についてご紹介します。



住宅性能には、地震に対する耐性
を示す「耐震等級」というものがあります。

耐震等級は3つの段階に分かれており、

等級1 → 住宅基準法の定める地震への抵抗力
等級2 → 等級1の1.25倍の地震への抵抗力
等級3 → 等級1の1.5倍の地震への抵抗力


このように地震に対する住宅の強さを
表しています。

この住宅の耐震等級については
「建物が1.25倍、または1.5倍強い」
と思われがちですが、実際には
”抵抗力”が基準となっているため、
その解釈が違ってきます。

例えば耐震等級2では、等級1
に採用される耐力壁の1.55倍を
超える強さの耐力壁が必要であり、
耐震等級3では1.86倍の
強さを持つ耐力壁が必要になります。

以上のことから、耐震等級1の住宅に
比べ、耐震等級3の住宅は
かなり強固な住宅である
ということが
言えます。



では、住宅性能における
耐震等級3相当”とは、一体何を
意味するのでしょうか。

相当”という言葉は、「その程度」
「それに近い」
という意味があります。
つまり耐震等級3に近い、またはその
程度という解釈になります。

結論から言えば、

「耐震等級3相当」とは、建設会社が
自称している耐震性能のことであり、
正式に認可を受けた「耐震等級3」
ではありません。


”住宅性能評価機関”は、精密な
方法や構造計算によって、実際の
住宅の耐震性能を導き出します。

正式な”耐震等級3”の認可を
受けるためには、この”住宅性能
評価機関”が実施する検査に
合格する必要があります。


「耐震等級3相当」の住宅は、
「耐震等級3」の住宅が採用している
同等レベルの建材・部材を使って
建築されているが、検査に申請・合格
していないために”相当”という表現
を使っている住宅
なのです。



ではなぜ、一部の住宅は耐震等級を
定める検査に申請しないのでしょうか。

理由の1つには、数十万に及ぶ高額な
検査費用が挙げられます。

住宅を販売する側は、住宅の販売価格
をできるだけ安く抑えるために検査費用を
掛けない方向で住宅を建築します。

耐震等級3と同じ構造なら検査費用を
削減して、できるだけ住宅を安く販売する
という目的から、”耐震等級3相当”
の住宅を立てるというケースがあります。

しかしながら、その住宅が本当に
耐震等級3”相当”なのかについては
不安と疑問が残ります。

住宅の耐震性能は、あらゆる角度から
検証する必要があり、一概に
耐力壁の配置や採用する建材
だけで決まるものではありません。
特に、相当と表示している家は、基礎の
スペックに問題がある場合が多いようです。
いくら家が頑丈でもそれを支える基礎が
脆弱であれば、かえって破綻が大きい大きいように
も思えますよね。


近年の地震被害の調査結果からも
正式に”耐震等級3”を取得することは
住宅や家族を守る上で非常に大切な
ポイントです。



「耐震性能3」の正式な性能評価書を
取得するには、”住宅性能評価機関
による精密な検査が必要です。

「耐震等級3相当」という性能表示は
建設会社が自称する性能であり、
正式に認められた性能ではないため
実際の地震に対する強度は判断が
大変難しいところです。

なお、耐震性能3を正式に取得すれば、

・ローンや地震保険が安くなる
・指定機関によるトラブルの対応
・検査の実施で精神的に安心できる


といったメリットがあり、住宅建築後も
安心できると言えます。

また実際に、近年の地震では耐震性能3
の有効性につてい実証されており、
地震から住宅や家族の安全を守るためには
ぜひ装備しておきたい性能です。

かけがえのない安心・安全のために
”耐震等級3”を正式に取得している
住宅をおすすめします。
(残念ながら、ほとんど取得できていない
のがげんじつですけど!!)