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家づくりコラム

2022.04.18

家庭の電力を”自給自足”。「オフグリッド」の意味や活用例を解説

今年も例年と変わらず警戒しておきたい
自然災害の発生

近年激しさを増す自然災害の原因の
ひとつは地球温暖化であると言われて
おり、これを緩和するための省エネを
行う家庭
も増えています。


ひとり一人が生活の中で意識したい
省エネですが、最近は原油の高騰や
家庭で使用する電気料金が上昇傾向
にあることから、省エネがさらに
欠かせないものになってきています。


自然災害による停電に強く、環境に
優しく、家計にも優しい形でエネルギーを
使用するにあたってはやはり再生
可能エネルギーの活用が鍵
となって
きそうです。

太陽光発電等で創った電力のみを家庭で
使用する
「オフグリッド」は、現在の
自然環境、そして家庭で使用する
エネルギーを取り巻く環境において
注目される言葉となっています。

「オフグリッド」の意味や身近な活用例、
メリットやデメリット、そして
住宅におけるオフグリッドの活用方法を
チェックしましょう。

(関連記事):環境省が”断熱改修の
要件緩和”。「省エネ住宅」はこれから
求められる住まい




【「オフグリッド」の意味とは】

ご存じの通り、一般家庭の電力は、
送電線などの送電網を通じて電力会社から
家庭へと電気が送られ、これを使用して
います。

この電力会社の送電網”グリッド”
呼ばれており、「オフグリッド」とは
電力会社の送電網からの電力を使用しない
状態のこと。


つまり家庭で太陽光をはじめとする再生可能
エネルギーを主要の電力として使用する
こと
を指しています。

また「オフグリッド」を他の言葉で言い
換えるなら、”電気の自給自足を行う”
という状態になります。

【私たちの生活に身近な「オフグリッド」】

オフグリッドと言われてピンとこない
という人も少なくはないでしょう。

身近な例で言えば、太陽光発電を利用した
ガーデンライトや、街中にある電光式の
標識や掲示板など。


電線をグリッドと繋いでいなくとも、
夜間に煌々と光るこれらの設備は
オフグリッドで電気を賄っています。

意外にも身近なオフグリッドですが、
住宅でオフグリッド生活を送るにあたっては、
具体的にどのような方法があるのでしょうか。



【「オフグリッド」な暮らしを可能にする3つの選択肢】

太陽光発電は、陽が射す日中は効率よく
発電できますが、雨や曇りの日は効率が
大きく低下する
事で知られています。

住宅内すべての電気をオフグリッド
賄うことは難しいと考えるのが
一般的ですが、オフグリッドには3つの
選択肢があります。

① 家庭の電力の一部をオフグリッド

家庭内の一部の電力を
オフグリッドで賄う手段です。

通販などで購入できる小型の太陽光パネル
などを活用し、これによって一部の家電で
使用する電力を賄います。

② 家庭の主要電力をオフグリッド

家庭における主電源をオフグリッド
する手段です。

太陽光発電と蓄電池を導入し、天候の
悪い日や設備が故障した時など、
必要な時だけ電力会社の電力に頼る
方法になります。

近年ますます一般的になっている
オフグリッドの手段と言えるでしょう。

③ 家庭のすべての電力をオフグリッド 

電力会社と契約せず、太陽光発電などを
活用して家庭の電力を完全にオフグリッド
してしまう手段です。

しかし現代の暮らしにおいては、設備への
高額な投資や、太陽光による膨大な発電量、
蓄電量などが必要となるため、あまり
現実的ではありません。




【「オフグリッド」によるメリット・デメリット】

環境にやさしく、なおかつ光熱費も
抑えられることから、ぜひ導入を検討
したいオフグリッド

オフグリッドを実現するメリットや
デメリットも確認しておきましょう。

◎ 「オフグリッド」のメリット

オフグリッドを行うことで

・停電に強い
・環境に優しい生活環境が構築できる
・家庭で掛かる電気料金の削減


これらが可能になり、大きなメリット
となります。

また完全オフグリッドに近ければ近いほど
自然環境に優しい暮らしになり、
電気料金が削減でき、自然災害による
停電への影響を軽減できます。


◎ 「オフグリッド」のデメリット

オフグリッド生活における最も
大きなデメリットとして挙げられるのは

・発電量が天候に大きく左右される点
・設備費用やメンテナンス費用が掛かる点


ではないでしょうか。

家庭での創エネは太陽光発電が主となる
ため、天候が悪い日は発電を行う
ことができず、生活に直接影響します。

また、完全オフグリッドに近ければ
近いほどこれらのデメリットはより
大きくなってくる
でしょう。

(関連記事):「省エネ住宅」は誤解が多い?
身に着けたい”住まいへの新しい価値感”




【「オフグリッド」で新築住宅の電力を自給自足】

以前に比べてより省エネ意識が高まる
現代の暮らし。

加えて猛威を振るう自然災害による停電、
電気料金の値上がり傾向など、さまざまな
面から考えても、電気の自給自足は、
現代の暮らしにフィットするアイデア
です。

「オフグリッド」は、電力会社の
送電網を利用せず、家庭で創エネを行い
電力をまかなう暮らし方
です。

完全なオフグリッドは難しいものの、
家庭で使用する家電など、小さな規模から
オフグリッドをはじめてみるのも
ひとつの選択肢
と言えます。

新築住宅の電力を「オフグリッド」
自給自足してみましょう。