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家づくりコラム

2022.02.21

「省エネ住宅」は誤解が多い?身に着けたい”住まいへの新しい価値感”

日常生活においてエネルギーを大量に
消費し、二酸化炭素を排出する住宅での
暮らし。


現在、世界各国は地球温暖化防止のための
温室効果ガス削減を主な目的として、
脱炭素社会の形成を目指す流れの中にあります。

日本国内の住宅部門では未来の地球環境を
守るため「省エネ住宅」の建築が推進されて
おり、政府もこれを後押しする形
となっています。

各家庭で新築住宅を取得するにあたっては、
”良い家”を取得したいと考えるのは
当然のことです。

また”良い家”が含むイメージには

・住宅価格やコストが安い家
・立地が良く、利便性が高い家
・頑丈で長持ちする家


といったものが一般的なイメージでしょう。

しかし、住宅で暮らすにあたっては
当たり前と思われてきた暑さ・寒さへの
我慢や、高い光熱費、家の中にもかかわらず
家族が健康を崩す等を考慮した時、
”本当に良い家”とは何なのかについて
再考する余地が生まれます。

いまだに誤解が多い「省エネ住宅」について、
基本的な事柄について解説していきます。

(関連記事):今まで知らなかった快適な
”住環境”。「省エネ住宅」は体感が最優先




【思い違いや誤解がまだ多い「省エネ住宅」】

エコロジーな家、省エネな家といえば、

”無垢材などの自然素材を使用した家”
”風通しが良く、伝統工法を採用した木造住宅”

といった、いかにも荘厳な住宅を思い
浮かべる人も多いかもしれません。
たしかにこれらの住宅は見方によって
エコロジーな家と呼ぶことができます。

しかし、これらの住宅において

・住宅の消費エネルギー効率
・住宅の冷暖房効率


といった、私たちの暮らしの快適性を
左右する室内の温熱環境や、日常で消費
されるエネルギー量といった、省エネに
おける根本的な部分は考慮されているので
しょうか。

省エネ住宅とは、生活で消費する
エネルギーを抑えられる住宅であり、
これを実現するためには取り入れる
建材や工法以前に、断熱性・気密性を
考慮した設計が必要
になります。

【”断熱・気密”は快適な家の必須条件】

住宅の消費エネルギーを抑えるには、
冷暖房効率の向上は欠かせない要素です。

少ないエネルギー使用で暖かくなる
住宅の条件は、住宅内の熱が逃げない
こと、そして室内に熱を留められること

ポイントになります。

そういったことから、省エネ住宅には
高い断熱性と気密性が必須の住宅性能
となります。



【住宅は進化する。捨て去るべき古い”良い家の定義”】

一方で日本において”良い家”の定義
といえば、どんなことが思い浮かぶで
しょうか。

古くからあるごく一般的な良い家の認識として、
吉田兼好法師が提唱した
”風通しが良く、夏は涼しく過ごせる家”
というものがあります。

これは日本の風土にフィットした、
住宅における湿気の排除等が考慮された、
優れた考え方と言えるかもしれません。

しかし地球温暖化が進む現代においては、
風通しを確保するだけでは、快適性を高めたり、
問題解決に至ることは不可能
と言えます。

【世界の住宅と日本の住宅における大きな違い】

ヨーロッパ諸国や欧米などの先進国の
住宅と、日本の住宅との違は、近年になり
ようやく認識され始めるようになりました。

前項で挙げた高い断熱性・気密性と、
これによる省エネ性能が考慮されて
きた海外先進国の住宅に比べれば、
日本の住宅は性能の低さが目立ちます。

また、韓国や中国といったアジア諸国と
比較しても、日本の住宅は性能が低いと
言われています。


住宅性能の低い家は夏暑くて冬は寒く、
居住快適性や室内の温熱環境を損ない、
光熱費負担が高くなるだけでなく、30年
しか持たない耐久性すらも低い家であり、
それは私たちが最も慣れ親しんだ日本の家
ではないでしょうか。



【大切なものを、当たり前に大切にできる「省エネ住宅」】

非常に高価な買い物となる住宅。

住宅価格は自動車などに比べて圧倒的に
大きな価格となることから、なかなか
実生活に沿ってリアルに考えられないという
側面もあります。

例えば、住み始めた後のことについては、
意外にも盲点
になってしまいがちです。

新築住宅で大切にしたいことはさまざま
ですが、毎日家族が健康で快適にに暮らす
ことや、光熱費などの日々の支出を抑え、
無理なく暮らすことは、理想の暮らしを
叶えるための根本的な部分
ではないでしょうか。

大切なものを、当たり前に大切にできる
のが「省エネ住宅」です。

【「省エネ住宅」は家族の暮らしと地球環境を守る家】

冒頭で述べた通り、現在は住宅部門
において温室効果ガスとなる二酸化炭素
の排出を抑えられるかが、地球温暖化を
防ぐためのひとつのキーポイント
となって
います。

これまでの住宅のようにエネルギーを無駄に
消費し、快適性が確保できないだけでなく、
病気になりやすくお金の掛かる家は、家族も
環境も守ることができません。

高い住宅性能によって高い省エネ性を実現
する「省エネ住宅」は、家族がストレスなく
快適で健康に暮らせるだけでなく、
コストを抑え、未来の地球環境をも守る住宅
です。

(関連記事):住宅に”高性能”は必要?
「高性能住宅」の素朴な疑問をひも解く




【新しい”住まいへの価値観”を身に着けよう】

時代を経るごとに変化する住宅への
価値観。


遥か昔の時代から近年に至るまで、
住宅性能やデザインなど、その在り方は
さまざまに変化し、現代では新型
コロナによってトレンドが大きく変化
しました。

しかし、いつの時代も根本的に不変な
価値のひとつは、家族が健康で快適に
暮らせること
なのではないでしょうか。

また、これらの価値を守るためには、
私たちが暮らす地球環境を大切にする
必要がある
でしょう。

日々の暮らしにおいて、この両方を
大切にできる「省エネ住宅」に触れて、
新しい住まいへの価値観を身に付けましょう。