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家づくりコラム
2021.11.04
本格的な寒さは11月中盤から!”冬を心地よく暮らせる家”は「寒さに強い家」
柔らかになった日差しと、キンモクセイの
香りが心地よい秋の季節。2021年の秋は
平年より暖かくなっているようです。
ご存じの通り、秋から冬にかけての時期は
日によって気温にも差があり、
朝晩の冷え込みに注意が必要です。
そんな日々を繰り返しながら、季節は
秋から冬へと移り変わっていきます。
冬は冬で様々な季語があり、身に
染みる寒さを風流にも感じる時期
ですが、これは”住宅での暖かい暮らし”
とは別の話。
「寒さに強い家」に暮らせば、寒暖差
によるストレスの少ない、心地よい暮らしを
手に入れる事ができます。
今年、冬へと移行する気候の動向を
チェックし、日本に寒い家が建ち続ける
原因や、「寒さに強い家」の特徴について
チェックしておきましょう。
(関連記事):残暑が一転、急な寒さに
注意!「高断熱高気密」で暖かく暮らす

【今年気温が下がり始めるのは11月の予想】
日中は高温傾向、そして朝晩が冷え込み
やすい傾向にある2021年の秋。
tenki.jpによれば、今年の秋はゆっくりと
深まる傾向にあるようです。しかしその反面、
冬場の冷え込みに対しては早めに準備を
行うことが肝要。
四国地方は11月中旬ごろから気温が
下がりはじめ、本格的な寒さはそれ以降
になる予測が立てられています。
冷気の流入などで急に寒くなる日も
あるため、寒さに備えて衣類や
暖房器具などの準備を忘れないように
したいものです。
(出典):tenki.jp
四国地方最新の一か月予報
【風流な冬の寒さ。でも実際は”体に悪影響”】
身に染みる冬の寒さにちなんで名付け
られる様々な冬の季語。
日本の冬を表す言葉は美しく、冬の
風物詩、冬に美味しい料理や楽しい
イベントなど、冬は冬で盛りだくさんの
季節になります。
風流な冬の寒さを楽しむことはもちろん
大切ですが、住宅における日常生活は
やはり”暖かい”ということが大前提。
”冬はこんなもの”と寒さを我慢する
従来の暮らし方。
現代では、そのような生活がいかに健康
リスクをもたらし、体に悪影響を及ぼすかが
さまざまな研究によって明らかになっています。

【現状”寒い家”が建築できてしまう日本】
欧米や北欧、ヨーロッパなどの先進国
では、住宅を建築するにあたり、住宅の
エネルギー消費を抑え、住宅内を暖かく
保つための省エネ基準適合が義務と
なっています。
また、住宅の省エネ基準は適合が義務
なだけでなく、基準自体が高いものと
なっています。
しかし、日本では省エネ基準の義務化が
少し先の2025年に設定されており、
日本では現状まだまだ”寒い家”が建って
しまう状況です。
世界に大きく遅れをとっている日本の
住宅の現状ですが、国が設定する基準も
また低く、これを上回る性能を持つ
住宅を建てる事が、今後の暮らしの中の
ランニングコスト削減や、室内温熱環境の
良し悪しを決めるポイントになります。
【検討すべき住まい。「寒さに強い家」の特徴とは?】
一般住宅において暖房器具がいくら
優れていたとしても、本当に暖かい
暮らしの実現は難しいと言えるでしょう。
「寒さに強い家」が持つ特徴について
チェックしてみましょう。
◎ 高気密・高断熱施工
寒さに強い家には、分厚い断熱材を施工し、
高い断熱性を持たせることが必須です。
また同様に住宅の隙間を極力無くし、
気密性を高める事も重要になります。
これにより室内から熱を逃がさない
ことが可能になり、室内が外気温の
影響を受けない、暖かくて心地よい
室内を実現できます。

◎ パッシブデザイン
土地の環境や日射を考えた住宅の
デザインは、「寒さに強い家」には
欠かせない要素です。
冬場、太陽の光や熱を住宅内に取り込み、
その土地において最大限に利用
できるようになれば、高気密・高断熱
の作用も相まって、冬も無暖房で
過ごすことができるようになります。
これを実現する住宅デザインは、
”パッシブデザイン”と呼ばれています。
◎ 全館空調・熱交換換気
高い断熱性と気密性、パッシブデザイン
による暖かさを保つ工夫に加えて、
全館空調を取り入れる事で、住宅内の
どの空間も一定で心地よい温度を保つ
事が可能になります。
エアコン一台のみの運転で稼働させる
全館空調は、暖房器具を各部屋に用意
するのに比べて圧倒的に経済的なだけでなく、
省エネで効率よく住宅内を温められます。
また、従来の換気システムでは、
排気と共に冷たい屋外の空気を給気して
しまうため、室内に冷気が流れ込んで
しまうのが通例でした。
しかし、寒さに強い家では熱交換換気
が採用されています。
室内への給気の際、室内に取り入れる
空気は室温とほぼ変わらない温度に
熱交換された上で給気されるため、
暖かい室内を保つことを可能にします。
(関連記事):”省エネで長寿”な
住宅は利点が多い。「長寿命な住宅」に
暮らす事のメリット

【「寒さに強い家」の特徴を掴もう】
11月中旬から冷え込み始める予測が立て
られている今年ですが、冬場は厳しい寒さが
予想されています。
これまで慢性的で当たり前だった冬の
住宅における厳しい寒さですが、
将来も寒い家に暮らし続けるのは、
あまりにも身体的・精神的負担が大きいと
考えられます。
「寒さに強い家」の特徴を掴み、冬の
暮らしを暖かくできる家を選びましょう。