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家づくりコラム
2021.10.18
残暑が一転、急な寒さに注意!「高断熱高気密」で暖かく暮らす
毎年変わらずやってくる春夏秋冬の
季節によって、私たちはある程度
気温や気候の予測を立てることができます。
しかしながら近年の気候変動は激しく、
おおよその季節の幅が大きく変化して
いる印象を受けます。
記憶に新しい”記録的で異常な豪雨”、
そしてその後長く続く”厳しい残暑”。
今年の気候の移り変わりは、私たちが
暮らす環境がさらに厳しいものに
なってきているのを物語っているようです。
気温・湿度も変化しやすくなっている
現代において、掛かる光熱費などの
コストを抑え、安心快適な暮らしを可能に
する住宅は、高気密高断熱の住宅です。
残暑が長く厳しい2021年の夏に
ついて、また今年の冬の予測や、その
原因となるラニーニャ現象、気候が
不安定な近年を快適に過ごせる
「高気密高断熱」の住宅について
解説していきます。
(関連記事):世界の平均気温は上昇。
住宅内で安全に暮らすために知る「温度・湿度」

【残暑が長く厳しい”2021年”】
今年の残暑の厳しさにうんざりとしている
人も少なくはないでしょう。
気象庁のデータによれば、2020年10月
における月の平均気温は18.6℃でした。
これに対して2021年10月15日現在の
平均気温は24℃にも達しており、
その温度差は5.4℃。
さらに昨年と比べても温度差が大きく
なる日もあり、もう10月に差し掛かって
いるにもかかわらず、異常な
暑さを感じます。
残暑が長く厳しい2021年ですが、
今後冬にかけては一転、平年よりも
寒くなる予測が立てられています。
【今年の冬は平年よりも寒くなる予想】
tenki.jpによれば、今年2021年の冬の
平均気温は、関東よりも北の地域
では平年並みか高く、南の地域は
ラニーニャ現象の影響によって
寒くなる可能性があるとしています。
なお、これまでラニーニャ現象に
よって影響を受けたのは、近年では
2017年・2018年。
特に2017年の冬は寒くなっており、
最低気温は11月で3.1℃、12月で
-0.6℃を記録しています。
なお、2019年・2020年は暖冬であった
ため、今年の冬の寒さに対する備えは
しっかりと行っておいた方が良いでしょう。

【”ラニーニャ現象”による日本への影響】
世界における異常気象の要因となって
いるラニーニャ現象とは、海面水温が
例年よりも低い状態が続く現象を
指しています。
赤道付近では、常時西側から東側に
向かって貿易風が吹いています。
これにより海面の暖かい風は西側へと
追いやられ、東側では海水の影響で
海面が冷たくなります。これが
ラニーニャ現象。
この影響により西側(東南アジア)は暖かく、
東側(中南米)は寒いという状況が
発生し、暖かい西側では海水の蒸発で
積乱雲が発生します。
一方、日本に寒暖の影響を与える
偏西風(西から東に吹く風)は、
この西側の積乱雲の影響を受けて
通常の経路が歪み、これにより日本
列島に北側からの冷気が流れ込みやすく
なります。
【気候が不安定な近年。暖かい暮らしの重要性】
ラニーニャ現象がもたらす日本への
影響は大きく、夏場は猛暑になるのが
通例です。
また、秋は暖秋、冬は寒波が訪れる傾向
にあり、今後の暮らしに注意警戒が必要
でしょう。
気候がより激しく不安定となっている
近年は、家族の健康や暮らしの快適性
を考慮し、暖かい暮らしを送れることが
先決と言えます。
断熱性・気密性が低く、外気の影響を
受けやすい一般住宅では、このような
気候変動に対して対策が難しく、我慢を
強いられる冬を過ごすことになってしまいます。

【外気の影響を受けない「高気密高断熱」住宅】
寒い冬、室内で足元に寒さを感じたり、
暖房をつけても所々寒いといった状況は、
多くの人が経験したことがあるのでは
ないでしょうか。
一般住宅では、住宅の断熱性と気密性が
低いため、室内・屋外の間の”熱の境界線”が
非常に曖昧です。
そのため、室内の温度は外気の影響を
受けやすく、暖房が効きにくい、
廊下やトイレ、浴室が屋外並みに寒い
という事が起こります。
その点、高気密高断熱施工の高性能住宅
では”熱の境界線”が室内・屋外で
はっきりと分かれており、外気の影響を
受けにくい造りとなっています。
これにより夏は洞窟の中に居るかの
ように涼しく、冬は薄着で過ごせるほど
暖かいという、快適で健康に暮らすことが
できる住環境を手に入れる事ができます。
もちろん、気候変動が激しい近年における
外気の影響を受けず、1年を通して
家族が健康的に暮らせる環境を作り出す
ことができます。
熱波が運ぶ酷暑や、寒波が運ぶ厳寒。
「高気密高断熱」住宅では、このような
環境下にあっても室内は快適なままであり、
なおかつ光熱費を大きく抑えた暮らしを
可能にします。
(関連記事):現代人がこれからの
生活で重視したい事とは?暮らしの
ニーズを満たす「高性能住宅」

【「高気密高断熱」で気候変動に備えよう】
残暑が厳しいと言われていた2021年でしたが、
それは予想以上のものでした。
10月に入っても真夏日が訪れるなど、
珍しい気温の高さは地球温暖化や
気候変動といった言葉を思い起こさせます。
ラニーニャ現象の影響により厳しい寒さが
予測されるこれからの冬の時期、
暖かく健康に暮らせる住宅は、高気密高断熱
の高性能住宅です。
今年以降も注意警戒が必須と言える外気温。
「高気密高断熱」で気候変動に備えましょう。