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家づくりコラム

2021.09.16

”省エネで長寿”な住宅は利点が多い。「長寿命な住宅」に暮らす事のメリット

家電製品をはじめ、あらゆる製品の
購入で重視するポイントといえば
その性能なのではないでしょうか。


例えば自動車を購入する際には、燃費
性能はコストを抑える上で非常に大切な
ポイント
です。

その他シートの座り心地はもちろん、収納や
各種機能などもその車の価値を決定づける
点でしょう。

メンテナンスを行いつつ、その車がお気に入り
であれば、長い期間乗り続けたいと考えるのは
当然の事なのではないでしょうか。


これは住宅にも同じことが言え、住宅の持つ
性能が暮らしのコストパフォーマンスや
快適性などを決定づけます。


環境と住人にやさしく、高性能な「省エネ住宅」は、
一般住宅と比較して”長寿命”であることが
最大の特徴のひとつです。

今後新築住宅を検討・建築する家庭が
知っておきたい「長寿命な住宅」に暮らす
メリットをご紹介していきます。

(関連記事):テレワークと”健康管理”。
「省エネ住宅」で労働環境を整えよう




【高性能で寿命が長い「省エネ住宅」】

車を購入する時に抑えたいポイントですが、
この視点は進化する現代の住宅にも
応用できる視点です。


新築住宅の購入を検討する家庭にとっては、
出来る限り住宅の光熱費等のランニングコストが
抑えられることや、満足いく設備が整っていること、
丈夫でなおかつ長寿な住宅であることが理想の
暮らしでしょう。


性能の高さから、住宅自身そのものを健康に
保つ「省エネ住宅」は、断熱性・気密性の
高さにより耐久性や防音性などの他の性能が
底上げされ、寿命が長い 住宅になります。


【”ある程度住めればいい”は勿体ない】

新築住宅の購入では、家庭によって

”住宅は安くて、20年~30年住むことが
出来れば長寿命でなくても構わない”


という考え方もあります。

しかし、2050年にカーボンニュートラルを
目指す政府は、住人と環境にやさしい
高性能な住宅の建築を推進しており、
このような住宅に高い価値を付与しています。


一方で性能が低い一般住宅の場合、
長期にわたり大事に住み続けたとしても、
性能の低さからエネルギー消費は多く、
最終的な住宅の価値は将来的にゼロ
なってしまう可能性がかなり高いと考え
られます。

ある程度住めればいい、という考え方は
健康やランニングコスト、資産という意味でも
非常に”勿体ない買い物
”になってしまうでしょう。




【住宅が長寿なら将来資産を生かせる】

例えば30年暮らしてスクラップになってしまう
住宅は、ランニングコストやメンテナンス費
などを加味しても、最後には価値がゼロに
なってしまい、大事に手入れをしたとしても
経済的に大きなマイナス
となってしまいます。


その後の建て替えなどを考えると、
さらにマイナスが大きくなります。


その反面、耐久性が高く、長寿で快適に
暮らせる住宅の場合、ランニングコストと
メンテナンス費を大きく抑えられ、
なおかつ資産価値を維持する事が可能。


将来住宅を次世代に継ぐこともできますし、
また賃貸住宅としても運用する事ができます。

適切なメンテナンスを行えば、より
高い価値を持って売却も可能になるため、
長寿命な住宅は将来を担保できる住宅と
言い換えられます。


【「長寿な住宅」での暮らしは”ずっと快適”】

”住宅内でも、夏は暑くて冬は寒い。”

一般的な住宅に長年暮らし続ける
私たちにとっては、これはどの家でも
当たり前の概念ではないでしょうか。

住宅が長寿であっても暮らしが快適
でなければ、非常に不快な日常生活を
強いられることになります。


この不快さに慣れ切ってしまっている
私たちですが、長寿命な省エネ住宅での
暮らしはこの正反対になります。
つまり、

”住宅内は、夏は涼しく冬は暖かい。”

高い断熱性・気密性は室内の熱を
逃がさず留めるため、住宅内すべての
部屋の室温を一定に保つことが可能です。


省エネ住宅は、家に対する私たちの
暑さや寒さに関する思い込みを
一変させるだけのインパクトを持ちます。

1年を通して薄着で過ごせる環境を
作り出すことができるため、何年
経っても快適な生活がずっと続きます。



【「長寿な住宅」では家も住人も健康】

”体が資本”という言葉はよく聞かれる
言葉であり、身体が健康でなければ
社会活動もままなりません。

人間の健康は資産価値やコスト削減
以上に大切なポイントです。


そして人間の健康に良い住環境は
暖かい事が一つの条件であり、
温熱環境が整っていることが大切。


また住宅が長寿で、なおかつ健康で
建ち続けるための条件にも、やはり
温熱環境関係しています。

省エネ住宅は断熱性・気密性が高い
ことによって暖かさを保ち、結露の
発生を防ぎ、住宅自体の老朽化を防ぎます。


そして高効率な換気システムは余分な湿気と
室内のハウスダストやウイルスを排除し、
住人の健康に貢献します。

家の中が暖かい事で運動量が増え、
これによって1日の最低運動量を増加
させ、冷え性や成人病の予防にも
つながり、医療費の削減にも貢献します。


冬の大きな問題であるヒートショックを
抑制し、夏の熱中症の危険を遠ざけるため、
長寿な住宅では家も住人も健康です。

(関連記事):健康リスクもある?
”新築住宅”で知っておきたい「電磁波」




【長寿命な「省エネ住宅」で豊かな暮らしを】

”ある程度長く暮らせればいい”

住宅は一生に一度の買い物と言われる
ほど高価な買い物です。

加えて、暮らし始めてからの光熱費等の
ランニングコストを加算すると
住宅購入費を超える費用が発生します。


これら費用を掛けた住宅の価値が、
30年後にはゼロになってしまうのは
非常に勿体ないと言えます。


省エネ住宅は寿命が長く省エネ、快適で
暖かい住宅ですが、同時に現代の社会価値に
沿った住宅であるため、将来の資産価値が
期待できます。


またこれら以上に家族の健康を守る
というのは、他には代えがたい価値
なのではないでしょうか。

長寿命な「省エネ住宅」で豊かな暮らしを
送りましょう。